『嘘喰い』感想レビュー|すべての伏線が、ルール通りに殺しにくる
今日もゲームをはじめよう編集部
今日もゲームをはじめよう
恋愛漫画で「下心のなさ」に泣かされたことある人、いるか?俺はいる。それが『隣の席のエンジニアさんが転職したいようです。』だ。
タイトルだけ見て「オフィスラブコメね、はいはい」って流したそこのあなた、ちょっと待ってほしい。この漫画の主人公、ラブコメ史に残るレベルで一途で芯がある。
| タイトル | 隣の席のエンジニアさんが転職したいようです。 |
| 原作 | Woo Si-mok |
| 作画 | Lee Ha-an |
| 掲載 | LINEマンガ |
| 話数 | 既刊52話(2026年8月時点) |

スタートアップ企業で働く正反対なふたりのエンジニア、ジョイとマックスが同じチームで働くことになるオフィスラブコメ。転職活動、社内恋愛、そして仕事のリアルが同時に進んでいく作品だ。
この漫画で忘れられないシーンがある。「今度ご飯をおごってください」と言われた主人公が渡したのが、チキンの引換券。
普通のラブコメなら、ここでオシャレなレストランを予約したり、意味深なセリフを言わせたりする。でもこの主人公はチキンの引換券を渡す。それでいい。それがいい。
下心が一切ない。打算がない。ただ純粋に「約束を守る」という一点だけで動いている。この不器用な誠実さが、逆に一番リアルで、一番グッとくる。恋愛漫画のテンプレを外しにきているようで、実は一番王道の「好き」を描いていると思う。
一途で芯がある男が、一番かっこいい。この漫画を読んで、改めてそう思わされた。
職場恋愛もの、エンジニアもの、韓国ウェブトゥーンと、要素だけ見ると「またこの系統か」と思う人もいるかもしれない。でも中身は全然違う。誠実さで殴ってくるタイプのラブコメだ。