「Florence」スマホアプリ ー 恋愛ゲームじゃない。恋愛をゲームで視る。
評判は聞いていました。
いい「ゲーム」だと。
プレイして思いました。
あぁ・・・。
「いいゲーム」だ。
余韻に浸りまくりです。
本当に・・・「いいゲーム」でした・・・。
このゲームは360円(または330円)。
正直、スマホゲームの中では高い。
でも、その価値があると思う。
梅雨に入るこの時期、ほんの少し肌寒くなり世界に灰色が増えますが、このゲームをプレイすることで、あなたの気分のほんのちょっぴり、変化が起こるはずです。
360円の価値を精一杯アピールしていきたい。
- Florenceはいい「ゲーム」ではない。「いいゲーム」だ。
- クリア後の余韻が素晴らしい
- 360円の価値は・・・ある!!!!
- 630円のストロベリーフラペチーノ飲んでちょっと幸せ〜❤とかやるくらいならこれやっとけ。
Contents
Florenceってどんなゲーム?
まず、誤解のないようにはじめに言っておくことがあります。
Florenceはゲームではありません。
いや、分類的にはゲームだし、パズル要素もあったりするので、そういう意味ではゲームです。ですが、ゲームではないということは、本記事を読んでもらえればなんとなく理解してもらえると思います。
公式PV
Florenceのストーリー
このゲームは「フローレンス・ヨー」という女性の日常とその変化を表現しています。
その日常で行う何気ない動作をゲームとして辿っていきます。
例えば、朝の目覚まし時計をタップで止め、歯を磨き、出勤中にSNSをみる。
そんなだれでもが過ごす日常が表現されています。
そんな彼女が出会った、運命的な出会いをします。
いつものようにSNSを見ていると・・・。
電池切れに。よくあるよくある。
ヘッドホンを外すと、かすかーーーに音楽が聞こえます。
音楽に合わせて、音符をタップしていきます。
心地のいい音色に、気持ちも軽くなります。
その音色の先には、音楽家を目指す、「クリシュ」がいました。
ここから、フローレンスとクリシュの物語がスタートします。
Florenceの魅力
このゲームの素晴らしいところは、その描写です。
フローレンスの心情や行動を見事にゲームで表現しています。
ストーリーの項目で気づいた人もいるかもしれませんが、クリシュの音楽を聞いたあたりから、世界に色がつきます。
本当にさりげなく変化します。
フローレンスもそういう気持ちだったんでしょう。
クリシュと出会って初めてのデート。
会話が吹き出しの形を作るパズルゲームのようになっていて、完成するとフローレンスが喋ります。
何を話していいのか、ぎこちないのかな?
まさに・・・言葉に詰まる!!笑
しかし、打ち解けてくると、パズルは簡単になります。
パズルを解く手はスムーズに。フローレンスとクリシュは淀みなく会話を繰り広げます。
しかし、たまにはケンカもします。
吹き出しは、もはやパズルですらありません。
まったく考える必要はなく、矢継ぎ早に吹き出しが完成していきます。
その言葉、本心から出ているのでしょうか・・・?
他にもおもしろかったのが、フローレンスとクリシュが同居することとなった時。
荷物を棚に入れていくのですが、クリアとかはありません。
しかし、
「サンダルは女ものと男もの、一足ずつあったほうがいいよな・・・」
「調味料はすぐ引き出せるとこに移動させたほうがいいよな・・・」
「フローレンスのものは棚の下の方にあったほうがいいよな・・・」
と、ついつい実際に生活することを考えて、収納場所を考えてしまいます。
ここでは一部の紹介にとどめますが、その他のシーンも、本当にうまくゲームで心理を表現しています。
是非是非、プレイしてみて感動してほしい。
ゲームに造詣が深い人も、そうでない人もオススメ
フローレンスの魅力で書いたように、ゲームとしては単純です。
プレイ時間はどんなに長くとも1時間程度でしょう。
しかし、ゲームという媒体でフローレンスとクリシュの物語に触れることで、絵本や映画とは異なる没入感や気づきがあります。
ゲームをよくやる人には、ゲームを通して物語を読み取る楽しさを。
ゲームをやらない人には、物語にゲームを通して触れる楽しさを。
是非経験してみてほしい。
あと、プレイしたらスマホにこのゲームをインストールしたままにしておいてほしい。
たった1時間のプレイ時間です。
彼氏でも彼女でも、旦那さんでも奥さんでも、身近な人に「少し感動できるゲームがあるんだ」って、勧めてみてほしい。
きっと気にいります。きっと会話が弾みます。
でも・・・唯一注意してほしいのが、ゲームに詳しくない人はゲームの意図を理解できない恐れがあります。
例えば、会話のシーン。二人の距離が近くなるにつれて、吹き出しは簡単になります。
ゲームをよくやる人なら「物語が進むほどパズルは難しくなるもの」という先入観があるため、
「物語は進んでいるのに、パズルが簡単になっているぞ・・・なんでだ?」
「あ、そういうことか!」
と気づくことができます。
しかし、ゲームに慣れていない人からすれば
「よくわからないけどすごい簡単なパズルを延々とやらされている」
と、意図に気づかない可能性もあります。
だから、このゲームをプレイする・勧める時は事前に少し情報を入れてあげてください。
せっかくゲームをするのですから、
まとめ
Florenseのストーリーは、深い感動があるわけではありません。
Florenceのゲームは、劇的に面白いわけではありません。
Florenceというゲームは、あなたの人生に大きな影響は与えるわけでもないと思います。
しかし・・・少なくとも今日寝るまでの間、心地よい読了感とともに、世界の色が鮮やかに見えるでしょう。
最後に、公式PVをもう一度。