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『Blood Dungeon』初動レビュー|Steam89%、壁も天井も走る弾幕ローグライト

Blood Dungeon公式ヘッダー画像
今日もゲームをはじめよう編集部
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『Blood Dungeon(ブラッドダンジョン)』のSteam評価は、発売から6日で304件、好評率89%の「非常に好評」。『Vampire Survivors』系の自動攻撃と成長を土台にしながら、操作の中心を2Dプラットフォームアクションへ置いた新作だ。

キャラクターは床を走るだけではない。壁や天井へ張りつき、鎖や格子を伝い、水中へ逃げ込む。武器は自動で発射されるが、敵の密集から抜ける仕事はプレイヤーが引き受ける。この移動の忙しさが、初動評価の中心になっている。

この記事は公式仕様、Steamの購入者評価、公開レビュー3件を照合した調査レビューです。編集部の実プレイ評価ではありません。価格とレビュー件数は2026年8月31日12時台の表示です。

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『Blood Dungeon』の基本情報

Blood Dungeonの足場と敵の群れ
Steam掲載の公式ゲーム画像。© 2026 Messhof
  • 発売日:2026年8月25日
  • 開発・販売:Messhof
  • ジャンル:2Dプラットフォーム/自動攻撃型ローグライト
  • 対応機種:PC(Steam)、PS5、Xbox Series X|S、Nintendo Switch、Nintendo Switch 2
  • Steam価格:通常1,320円。確認時は15%オフの1,122円
  • Steam対応OS:Windows、macOS
  • 日本語:Steam、Nintendo Switch版ともに対応表記あり
  • プレイ人数:1人

開発元は、左右へ押し引きする対戦剣戟ゲーム『Nidhogg』シリーズのMesshof。今回もキャラクターの動きと、粗く不穏な2Dアニメーションが前面に出る。公式仕様では9人のプレイアブルキャラクター、6種類のアリーナ、100種類以上の敵、100種類以上のクエスト、100種類以上の武器・強化が用意されている。

Nintendo Switch 2版は、通常のSwitch版に対して画面効果、パーティクル、フレームレートを強化したエディションとして案内されている。Nintendo公式の記載容量はSwitch版253MB、Switch 2版269MB。PC版も最低300MBで、近年のゲームとしてはかなり小さい。

自動攻撃でも、移動はほとんど休めない

壁と天井を使って移動するBlood Dungeonのキャラクター
Steam掲載の公式ゲーム画像。© 2026 Messhof

周回中の武器は自動で作動する。敵を倒すと血が落ち、集めてレベルを上げるたびに武器や能力の候補から強化を選ぶ。ここまでは『Vampire Survivors』以降の弾幕ローグライトで見慣れた流れだ。

違いはアリーナが横から見た立体的な地形になっていること。キャラクターは壁、天井、格子、水中を移動でき、敵も歩行、飛行、壁抜け、跳ね返りなど別々の経路から接近する。平面を円を描くように逃げ続けるだけでは、挟まれやすい。

海外レビュー3件はいずれも、この移動を高く評価している。Game Informerは、強化を一つも取っていない状態でもプラットフォーマーとして成立する操作感を指摘。Steam Deck HQも、あらゆる面へ張りつける移動が戦闘を動的にしていると評した。PC Gamerは、横視点への変更によって『Spelunky』に近い見た目と操作感が生まれたと整理している。

自動攻撃型のゲームは、ビルドが完成すると移動量が減りやすい。『Blood Dungeon』では、終盤でも敵の軌道と足場を読み、壁から天井へ逃げる判断が残る。入力の忙しさを減らしたい人より、アクションで失敗を取り返したい人に向く設計だ。

1周は短いが、画面の密度は高い

https://www.youtube.com/watch?v=rmbXDEdb6Y0
Messhof公式ローンチトレーラー。壁、天井、水中を使う移動と敵の密度を確認できます。

PC Gamerによると、1回のラウンドは通常10分未満。短い時間で敵の数、弾、血、強化効果が増え、最後はキャラクターの周囲が攻撃エフェクトで埋まる。公式トレーラーでも、狭い足場を敵の群れが覆い、回転武器や跳弾が複数方向へ飛ぶ場面を確認できる。

音楽はThomas Hoeyによる「dungeon dnb」。ドラムンベースの細かいビートが、敵の増加と移動速度に重なる。レビューでは、粗い線のアニメーションと高速の音楽が一つの調子でまとまっている点も好評だった。

短時間で終わる周回は、負けたあとにもう一度始めやすい。反面、ビルドを長時間育て、最後に圧倒的な火力へ到達するタイプの弾幕ローグライトとは手触りが違う。強くなる時間より、危険な地形で操作する時間の比率が高い。

武器の当たり外れは初動レビューでも指摘されている

複数の自動攻撃と敵が交差するBlood Dungeonの戦闘
Steam掲載の公式ゲーム画像。© 2026 Messhof

評価が揃わないのは武器と強化のバランスだ。Game Informerは、跳ね回るバスケットボール系の武器や効果倍増の強化が強く、終盤では特定候補を何度も引き直す状況になったと説明している。選択肢が多くても、勝ちやすい組み合わせが狭ければ、ランダム性が周回の変化ではなく引き待ちになる。

Steam Deck HQはオートエイムの不安定さを注意点に挙げた。武器が最寄りの敵へ向くはずでも、プレイヤーが処理したい相手と照準が一致しない場面があるという。手動で狙えないため、狭い場所で攻撃方向が外れると、そのまま敵に囲まれやすい。

ただし、オートエイムの存在そのものが欠点というわけではない。ジャンプ、壁登り、敵の誘導へ操作を集中できるのは本作の設計と合っている。狙いを細かく制御するシューティングではなく、位置取りで自動攻撃を通すゲームとして受け入れられるかが分かれ目になる。

恒久強化はあるが、成長の厚みには意見が分かれる

周回後に持ち帰る骨は「Bone Shop」で恒久強化へ使う。クエストを達成すると、キャラクター、アリーナ、外見、武器、能力などが解放される。キャラクターは9人で、固有武器と移動特性が違う。蜘蛛の糸で登れるLeggy、飛行できるBug、高速移動に寄せたSkinjaなど、移動方法そのものが変わるキャラクターもいる。

一方でGame Informerは、恒久強化の購入先が早い段階で尽き、次の解放条件も分かりにくかったと報告している。Steam Deck HQも、ダメージ増加やリロード短縮の一部は周回中に違いを感じにくいと評価した。

100種類以上という数字は、武器、能力、クエストを合計したコンテンツ量を示す。ただし、それぞれの選択肢が同じ重さでビルドを変えるわけではない。収集物を埋めること自体を目的にできる人と、毎回まったく違う攻略を求める人では、ボリュームの受け止め方が変わる。

難度は「眺める弾幕ゲーム」より高め

Game Informerは、強い周回でも最後まで万能感が出にくく、3体のボスを倒してアリーナを終えるまで操作技術が要求されると評している。敵を倒す速度だけでなく、足場から落ちる位置、壁抜けする敵の接近、飛行敵との高度差を管理しなければならない。

この難しさは長所にも短所にもなる。強化候補が弱いときも移動で粘れるため、アクションの腕前が周回結果へ反映される。一方、オートエイムとランダム強化が噛み合わないと、操作だけでは覆せない失敗も起きる。厳しい状況を切り抜けるゲームを好む人には合うが、画面を眺めながら数字が増える感覚を求める場合は落ち着かない。

血の飛沫と小さな裸体表現には設定項目がある。Steamの公式説明では、血の表示を無効化でき、配信者向けモードで裸体表現も切れる。見た目が生理的に合わない場合は、設定で軽減できる範囲を確認したい。

Steam Deckでは軽快、PC最低要件も低い

多数の敵とエフェクトが表示されたBlood Dungeonのゲーム画面
Steam掲載の公式ゲーム画像。© 2026 Messhof

Steam Deck HQの検証では、設定変更なしで60fpsを維持し、消費電力はおおむね8~9W、推定バッテリー時間は5~5.5時間。多数の敵とエフェクトが出る場面でも安定したと報告されている。Valveの公式互換性表示とは別の媒体検証だが、携帯機で遊びたい人には参考になる。

Windows版の最低要件はCore i5-4570TまたはAMD A10-5800K、メモリ8GB、GTX 650またはRadeon HD 7750、空き容量300MB。最低設定・720pで60fpsを想定した記載になっている。macOS版はmacOS 11以降、Apple M1またはIntel Core i5、メモリ8GBが最低要件だ。

プラットフォームを跳び回るため、キーボードでも遊べるがゲームパッドとの相性がよいタイプだ。Steam Deck、Switch、PS5、Xbox版もあるので、スコアを競う場所と持ち運びを優先するか、PC版の価格を優先するかで選べる。

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初動評価89%をどう見るか

Steamでは304件中89%が好評。発売直後として母数はある程度集まっており、移動の気持ちよさ、短い周回、独特の絵と音楽が支持されている。一方、否定的な論点は、武器の強弱、オートエイム、恒久成長の手応えに集まる。

海外媒体の評価も同じ構図だ。Game InformerとSteam Deck HQは8点相当。PC Gamerは、Messhofらしい作りの良さを認めながらも、弾幕ローグライトという枠自体を越えるほどではないとして70点を付けた。移動の追加を大きな進化と見るか、既存ジャンルの変形と見るかで温度差がある。

向いている人、合いにくい人

向いているのは、短い周回を繰り返したい人、壁登りや空中制御が好きな人、ビルドだけでなく操作技術で生存率を上げたい人。『Vampire Survivors』系を遊んだうえで、もっと忙しい移動を求める場合にも候補になる。

合いにくいのは、自動攻撃型ゲームへ放置に近い気軽さを求める人、武器間のバランスを重視する人、恒久強化を長期間積み上げたい人。粗くグロテスクな絵柄も好みが分かれる。ただし、血と裸体の表示は設定で抑えられる。

通常価格は1,320円と小規模で、無料デモも配信されている。まずデモで、壁・天井を使う移動とオートエイムの相性を確かめるのが堅実だ。そこで操作の忙しさを面白いと感じるなら、89%の好評率が示している長所へ入りやすい。

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